「いきなりですが、コチラの画像は何を撮った写真か分かりますか?」


何かの商品が売り切れているわね?



実はカット野菜が売り切れているんだ。いつも夕方以降に行くと大体こんな感じだね。
皆さんは経験ありませんか?最近、野菜が高騰していて手軽に使える『袋のカット野菜』がス-パーで売り切れている。私の家の近くのお店は高い確率で毎日売り切れです。



えー、私も共働きでカット野菜は重宝するのに。仕事終わってからじゃ間に合わないわ…。



だから今、食材とレシピがセットになっていて、取り出して簡単に火を通すだけ、尚且つ自宅まで届けてくれる『ミールキット』と呼ばれるシステムがアメリカで流行っているんだ。



ミールキット?そう言えば何か聞いたことあるわ。凄く便利らしいわね。



そうなんだ。今回はアメリカで人気のミールキット会社ハローフレッシュと、アメリカの食文化からミールキットの誕生を見ていこう。
アメリカで大流行のミールキット「HELLO FRESH」



3枚の写真をまず見て貰いたいんだけど、実はこれレストランじゃ無くて、ハローフレッシュと言う会社のミールキットを自宅で作った写真なんだ。









美味しそう~!凄く本格的ね。これが私たち素人でも簡単に作れるの?和食にパスタ。色々な料理が楽しめそうね。



ハローフレッシュはドイツの会社なんだけど、今やアメリカで人気が沸騰して、日本の他、世界10カ国以上に広まっているからそれだけ色々な国の料理を楽しめるんだよ。



どこで頼めるの?私も色々食べてみたいな。



こんな料理を自宅で簡単に。「ハローフレッシュ」のサイトのリンクを貼っておくから、色々見てみると楽しいよ!





ハローフレッシュ以外にもアメリカにはミールキットの会社が沢山あるから見比べるのも面白いね。
今アメリカのミールキット会社は「ハローフレッシュ」の他にも「BLUE APRON」、「HOME CHEF」、「GREEN CHEF」等、各々が様々なサービスを展開し競争率が高い。



色々な種類があって、見てるだけでも楽しいね。でもアメリカと聞いたからもっとお肉ばかりかと思ったわ。



確かにアメリカは肉を食べることが多いね。後はハンバーガーやファストフードもよく食べられているのは皆も知っている通り。次はアメリカの食の文化や遍歴を追ってみよう。
今、ミールキット熱が凄い!アメリカってどんな国?





沢山の人種、文化が入り交じり、「自由の国」と呼ばれているね。
アメリカという国を知る3つの要素
- アメリカ合衆国(United States of America=U.S.A)は移民を中心に北アメリカ大陸を元に、独立した50の州からなる広大な国である。
- ドイツの地学者バルトゼーミュラーが、新大陸を見つけたイタリアの冒険家アメリゴ・ベスプッチの名前にちなんで付けた。
- 米国とは音訳した「亜米利加」の「米」を抜き出して発音される呼び方。
日本でも人気のアレやコレも、元々はアメリカの食文化じゃないの?





下のウィキペディアにもあるように、純粋なアメリカの料理って実はそんなに無いんだ。
アメリカ合衆国は諸外国からの移民と先住民からなる多民族国家であり、画一的なアメリカ料理は規定しにくいが、アメリカの家政学では、北米の植民地の基礎を作ったイギリスの伝統料理に一番近いニューイングランドの料理を典型的なアメリカ料理としている。ポップコーンのようにアメリカで発祥のものもあるが、広く普及しているものはそれほど多くない。
引用元:アメリカ料理ーWikipedia
ルーツのイギリス料理は、港や漁業の歴史と広大な酪農におけるシーフードや乳製品の使用が特徴である。
しかし、やはり移民の文化なので、ドイツからは「ハンバーガー」、ベルギーから「フライドポテト」、イタリアから「ピザ」など様々な食文化が融合されている。



ピザは大体予想がついたけど、ハンバーガーやフライドポテトってアメリカに昔からある料理じゃ無いのね?



そうだね。ただバーベキューはアメリカが本場と言われているよ。南米の先住民が木を組み、その中で肉を蒸し焼きにしたのがはじめたとされているね。
本当の意味でのアメリカン料理は「バーベキュー」?
実はアメリカ料理として一番認知されているのが「バーベキュー」。
日本のお父さんが鍋奉行と言われるように、アメリカのバーベキューでも肉を焼くのはお父さんの役目なんです。
日本のバーベキューとは違い、大きな肉の塊を焼いて、それを切り分けて食べるスタイルが一般的とされています。
アメリカの1人当たりの肉の年間消費量は約100キログラム、一方日本人の消費量は約32キロで、1人当たり年間約3倍以上もアメリカの方が肉を食べているのが分かります。





やっぱりアメリカってお肉をよく食べるのね。これだけ食べたら胸焼けしそう…。



そうだね。日本の様に魚を食べる習慣があまり無い代わりに肉がメインになってるね。



あれ?でもさっきのハローフレッシュのメニューにはもっとヘルシーなのが沢山あったけど。



次がポイント!これから見ていくアメリカのミレニアル世代という層の人々からアメリカの食文化も少しずつ変化してきてるんだよ。早速説明していくね。
勤勉なアメリカの働き者、ミールキットを流行らせたミレニアル世代とは?





ここで重要なのは、インターネットが定着し、手軽るく料理の注文が出来るようになった事が、ミールキットが流行るきっかけになった一つでもあるんだ。
- 1980~1990年代頃までに生まれ、2000年以降に社会人になった世代。
- 生まれた時から整ったメディア、ネット環境で生活をしてきた人々。(デジタルネイティブ)
- 物欲よりも経験欲。(モノ消費よりもコト消費)
- 仕事とプライベートのバランスを重視する。
- 社会意識や健康意識が高い。
- 共働き世帯が多い。
上記の様に、プライベートの時間を大切にするミレニアル世代にとって、インターネットで簡単に注文でき、メニューや栄養バランス、調理の手間を考えられたミールキットはマストアイテムになったと考えられる。



近年アメリカの国全体の健康意識も高まって来ていて、日本食なんかも好んで食べられているね。



ミールキットが流行った理由ってちゃんとあったのね。



今後、ミールキットは忙しい我々現代人には欠かせなくなり、もっと沢山の国の料理を口に出来る機会が増えるだろうね。



楽しみね!私も知らない国の事をもっと勉強したくなったわ!
まとめ:ミールキット?アメリカから上陸!現代人の味方?新しいヒーロー?


アメリカのミレニアル世代が活気づけたミールキット産業は競争率が高くなり、「HELLO FRESH」をはじめ、世界各国の料理を手軽に食べられる時代になりました。
皆様も是非ミールキットを使い、毎日の食卓での世界旅行を楽しんでみてはいかがですか?